ゆとりの法則
原題は「Slack」で、ロープなどの「ゆるみ」「たるみ」の意味でした。
基本的にゆとりの無い人間なのですが、書いてある内容が本質であることは何となく理解できているつもり。ただ、それを状況によってすぐ曲げてしまったり、見ないふりをしてしまうのが良くないのでしょう。迷ったらここに戻って判断します。僕にとってデマルコの本はそういう位置付けです。
- 複数の人間が携わる仕事
- ゆとりを排除し、労働者を効率よく使うと、対応の早さを犠牲にすることになり、組織の動きが鈍くなる
- 組織の効率を少し落とし、大幅に質を高めることも可能
- 仕事の切り替えにともなうロス(新しい作業に移行するときの機械的作業)
- 悪いタイミングで中断したことによる繰り返し作業
- 思考的作業の没頭にかかる時間
- フラストレーション(感情的没頭)
- チームの結束効果の損失
- (イブを管理する)管理のゆとり
- 厳しい管理をやめる
- 権限は使ったと気づかれないよう控えめに使う
- 管理権限は管理者が一手に握っているのではなく、組織全体に広がっていることを理解する
- 変化に対応するための余裕が必要
- 自分の仕事が全体の中でどのように機能する(べき)か、考え直すための時間
- 結果として、活力が増し、未来をしっかりとつかめる
- ゆとりを無駄と考えずに投資と考えることが、ビジネスを理解している組織と、単に忙しいだけの組織の違い
- プレッシャーを使うことを優先させているのは、ストレスの蔓延した組織
- だれもがスケジュールを「強気」「非常に強気」であるとしているプロジェクトは、必ず失敗に終わる
- 無理なスケジュールは、プロジェクトの成果の質を落とす
- 自分の部署で担当する人間がいない仕事を自分でやるということは、その部署を管理するという仕事を、少なくとも部分的に放棄することである
- 管理が難しいのは、習得が難しい技能を必要とする為
- 習得すれば、低レベルの仕事以上に、組織に影響を与えられる
- 挑戦から逃げても何にもならない
- プロジェクトに人員を投入しすぎると、少人数の場合より完成に時間がかかる
- 品質とは時間がかかり、数を減らすものなので、ある意味では非効率的である
- 効果と効率のどちらかを選ばなければならないとしたら効果を選ぶ
- 目標管理に対するデミングのアドバイスは、「目標管理はやめろ」である
- ノルマを達成するという外部からのモチベーションに動かされている営業担当者は、顧客を満足させるという内在するモチベーションを無視するようになる
- その結果、狭い範囲の顧客を対象にあまり必要とさせていない商品の売り上げを増やすことになり、その顧客も次第に離れていく
- リーダーシップとは何か
- 方向性を明示する
- 短期的には痛みが伴うことを素直に認める
- フォローアップする
- フォローアップする
- フォローアップする
- 十分な力がなくても成功するのがリーダーシップというもの
- 従わせるのはではなく参加させる
- 自分の上司に聞かせたいと思う場合は、自分が変化を起こせることを知っている
- 親たちのルール
- いつも信頼に足ることが示させるより少し前に信頼を与える
ゆとりの法則 − 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解 | |
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