熊とワルツを
前に読んでいた本の中で『ピープルウェア』について記述があって、確か会社にあったなぁと思って探すものの見つからず、手近にあった本書を読んでみました。
- 目の前にある証拠をもとに、そのスケジュールが可能だと信じる権利があったのか
- リスクのないプロジェクトには手をつけるな
- リスク管理は、問題が発生する前の、抽象的な概念の段階で対策を考えるプロセス
- リスク管理の反対を「危機管理」といい、問題が発生した後に何をするべきかを考えることを意味する
- リスク管理の各構成要素
- リスク発見: まずリスクに関するブレストを行い、次にリスクを選別する。さらにプロセスを継続する仕組みを導入する
- エクスポージャー分析: それぞれのリスクが発生する確率と、それによる影響を数量化する
- 危機対応管理: リスクが実現した場合に、何をするべきかを計画する
- 軽減: 計画した危機対応措置が必要な時に実行でき、効力を持つように、移行前にとるべき対策をとる
- 継続的な移行監視: 管理するリストを追跡し、実現しないかどうかを監視する
- 不確定性を口に出すことができない企業文化の中では、リスク管理はできない
- リスクについてできること
- 避ける
- 抑制する
- 軽減する
- かわす
- リスクを評価するツールを使う(RISKOLOGY)
- ソフトウェア・プロジェクトのコアリスク
- 内在的なスケジュールの欠陥
- 要求の増大(変更)
- 人員の離脱
- 仕様の崩壊
- 生産性の低迷
- リスクを特定するためのプロセス
- 破滅的結果についてのブレスト
- シナリオの構築
- 根本原因の分析
- インクリメンタル開発
- 開発計画及び詳細設計と、インプリメンテーションが時間的に重複しないようにする
- 作業分割を最低レベルまで行い、進捗メトリックを計測する
- ショーストッパー(権限を越えたリスク)を見極める
熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理 | |
日経BP社 2003-12-23 売り上げランキング : 45937 おすすめ平均 リスク管理のコア。スッキリ理解したい方に リスク管理とは リスクを理解するなら、これ1冊で十分! Amazonで詳しく見る by G-Tools |