[book]実践するドラッカー[行動編]
『実践するドラッカー[思考編]』を読んでいたので、本書を書店で見つけ、あまり迷いなくこの[行動編]を購入しました。これを書くにあたり、先に[思考編]をまとめておこうと思って自宅を探したところ、持っていたのは[思考編]ではなく別のドラッカー本であることが分かり…[思考編]を読むことなく[行動編]についての感想を書きます。
ドラッカーの本は経営者向けのイメージが強かったのですが、この『実践するドラッカー』はドラッカーの著書の中から部分的に抜き出したものをそれぞれの観点にしたがってまとめられています。[行動編]は大雑把に時間管理、意思決定、目標、計画という観点でまとまっており、一個人の視点で読んでも十分にためになります。
通して読んでみると、日々の行動について、記録すること、必ず振り返ることが強く印象に残りました。忙しさにかまけて疎かになっていた日々の習慣をもう一度みなおし、日々の記録についてもトライしてみます。このところGAE/Jで色々遊んでいたのは、この記録の部分を何とかしたいという気持ちからだったのですが、どうも脱線が多くて(エンジニアとしては理解を深める上で大事な脱線なのですが)まとまらないので、まずはアナログから始めてみたいと思います。
- 仕事の計画から始めるのではなく、時間の創造から始める
- すべての仕事について、まったくしなかったら何が起こるかを考える。
- 何も起こらないが答えであれば、その仕事は直ちにやめるべき。
- 廃棄こそ、時間確保の唯一の手段
- 仕事を人に任せることによって時間ができ、挑戦の機会が増え、成長が促され、組織の成果もあがる
- 大きなまとまった時間が必要で、小さな時間は役に立たないことを認識する
- 重要な決定に集中する
- 今日やり遂げなければならない重要なことは何か
- 今週やり遂げなければならない重要なことは何か
- この一ヵ月でやり遂げなければならない重要なことは何か
- この一年でやり遂げなければならない重要なことは何か
- ポストモダン(脱近代合理主義)の7つの作法
- 見る、そして聞く
- わかったものを使う
- 基本と原則を補助線として使う
- 欠けたものを探す
- 自らを陳腐化させる
- 仕掛けをつくる
- モダンの手法を使う
- 何かを始めるときや意思決定を下すときは、決めたこと、そしてどんな結果を期待するのか
- 決定したことを書きとめる
- 行動の結果を振り返る
- 事前に期待した成果と、事後の成果を比較する
- そこから行動を修正するための情報を得る
- 次の行動に反映させる
- 決定と成果の傾向を把握する
- 「唯一正しい目標」はない
- 計画において重要なことは、明日のために今日何を行うかを考えること
- 明日行う意思決定について計画しても無益である
- 意思決定は現在においてしか行えない
- 一時に一つのことに集中して勉強する
- 自分が何によって憶えられたいか
実践するドラッカー【行動編】 | |
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