プロダクティブ・プログラマ
SIの仕事をしていく中で、歳を重ねる毎に様々なことを経験していきます。反面、プログラムをジックリ書くというのが年々難しくなってきていると感じてます(プログラマとしては、もう定年を過ぎているので:-))。だからこそ生産性には拘らなければなりません。
個人的にはどちらかというとツールに拘らないスタンスを取ってきました。あまりツールと生産性の相関を気にしてきませんでしたし、何より、ツールに拘らないで仕事をしている人達の仕事に憧れた、というのが単純な理由でした。
ただ、『ソフトウェア職人気質』にて「欠けているのは、既存のツールを使う為のスキルと能力」といった趣旨の記述があり、何となく気に留めていました。
そんな中で本書が紹介されているサイトを見て、偏った考え方を直す為にも一回は読んでみようと思い、購入しました。(ペンホルダーのついでですが)
結果として、本書内で紹介されているツールを導入したり、または別のツールを使って実現したりすることで、色々と整理することができました。特にデスクトップが。それだけでも読んだ甲斐がありました。
前半はツールの話が中心で、後半はコードデザインやコーディングについて記載されていますが、これはこれで別の書籍として纏められている方が良いと思いました。
- 気をちらす要因を排除する
- 「沈黙の時間」を作る
- ナビゲーションより検索
- ルートビューを使う
- 仮想デスクトップを使って、作業毎にデスクトップを切り替える
- 自動化する為にスクリプトを書く
- Excelで複数のワークシートを開く
- Webアプリケーションの操作記録にSeleniumを利用する
- バッチファイルではなくWindows PowerShellを使う
- コードを基に図を生成する
- コード解析を使う
- PMD
- Panopticode
- Calendarの代わりにJodaライブラリを使う
- DSLを導入する(Neptune)
プロダクティブ・プログラマ -プログラマのための生産性向上術 | |
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